外出先で見かけた女性が着ていたセーターの袖の形が気になり、ああいう袖を編んでみたいなあというところからスタートしたセーターです。
見かけたセーターは既製品だったし模様も全然違ったんですが、2色の編み込みにすることに。模様はどうしようかなあと考えはじめたとき、眼の前にあったパッチワークのコースターを編み地にしたらいいかもと思いついて試行錯誤した結果、3種類の模様を組み合わせた編み地になりました。
ホワイトグレー(NOUGAT)とレンガ色(EMBER)の組み合わせで、右上に上がっていく細めの斜めラインはホワイトグレーだけでできているように見えますが、ここもインターシャ(縦糸渡しの編み込み)ではなく2色で編んでいます。ホワイトグレーの目を上、レンガ色の目を下にするRT(変わり左上1目交差)を15回くり返すことで、表面にはホワイトグレーだけが見える状態になっています(レンガ色は後ろにいます)。
身頃は裾から肩へとボトムアップに編んでいき、脇までは輪、脇から上は前後別々に往復に編みます。その間、3種類の模様はRT部分が毎段1目右へシフトするのに合わせて右へ右へとシフトしていき、最終的に半周して前後身頃の模様が入れ替わって終わり、というような構成になっています。模様編みの最初の段で模様の準備をしつつ目数を3割増し(←爆増しているようですが模様編みは目が詰まるのでなじみます)にしたあとは、えりぐりの減目と肩の引き返し編み以外は増減のないシンプルな形状です。
袖は袖ぐりから拾い目をしてこちらも増減なく2色のメリヤス編みをぐるぐると編んでいき、ひじの先あたりまできたら一気に目数を3分の1に減らし、以後は袖口まで増減なくホワイトグレー1色でブリオッシュ編みをします。
ちなみにブリオッシュ編み部分、もう5cmくらい長いほうがデザイン的にはかっこいいよなあと思いつつ、自分が着ることをふまえて萌え袖(←袖口がすぐ汚れそう)化を避けた結果、ジャストな丈になっています。この部分は最後のパートで調整可能なので、お好みの長さまで編んでくださいませ。
ハイゲージでびっちり編むので結構な目数になってしまっておりますが、仕上がり重量は320gほど。わりと軽量です。
仕上がったセーターをあらためて眺めると、使用している編み地は違うものの、そこはかとなくダイアゴナルショールに似ているような。結局のところ斜め好きのようです。
もとい。使用する色によって、また全然違った感じになって面白そうです。セレクトにはコントラストのきいた2色をおすすめします。
写真2・3枚め:前と後ろ。模様はまったく同じです。
写真4枚め:編んでみたかった形の袖。ホワイトグレー部分の最初で目数を一気に3分の1に減らしますが、そこからはブリオッシュ編みなのできつくはなりません。
写真5枚め:3種類の模様編み。右下が2色を交互に編むメリヤス編み、中央がRTをびっちり編むホワイトグレーのライン、左上がレンガの左上がりの斜線模様。
[サイズ]
身幅55cm/着丈 55cm/袖丈 45cm/ゆき丈72.5cm/えりぐり幅22cm
[使用糸]
HOLST GARN SUPERSOFT (ウール100%、575m/100g)
NOUGAT[050]210g
EMBER[090]110g
[使用針]
4号80cm輪針/3号80cm輪針
4号両先針/3号両先針
模様編み(2色のメリヤス編み):32.5目×31段(10cm角・4号針)
ダウンロードパターンはA4版・13ページ。
文章説明+編み図で解説しています。